院内保育の転職が人気の理由&働くメリット
保育士と言えば保育園や幼稚園が勤務先のイメージが多いと思いますが、実は他にもいろんな勤務先があります。そのひとつは病院内で働く院内保育士です。
病気やケガで長期間入院をしている子供たちのケアが主な仕事で、一般の保育園や幼稚園で働く保育士さんとは違った仕事内容も多いのが特徴です。
この院内保育士の仕事も最近では密かに人気になっていると言われていて、保育士の転職サイトでは院内保育士の求人も増えてきています。
病院保育士の職務内容と特徴について
最近保育士の仕事の中で、人気の高いものは、病院保育士のお仕事です。なぜ、病院保育士の人気が高いかと言うと、病院内のお仕事のため、24時間制の勤務場所が多く、比較的自分の好きな時間帯で勤務出来るからです。病院保育士の特徴として、勤務場所は病院や診療所で、ここにに勤務する職員のお子さんのための保育施設です。その為、病院が独自に院内に保育施設を設置して、運営を行っています。
病院保育士の運営方法は、病院が直接保育園を運営する場合と、運営を企業に痛くする場合があります。
最近の傾向として、看護師不足を解消するために、病院内保育施設を設置する病院が増えてきました。2009年3月では、病院内保育施設の数は、2,371箇所でしたが、ニーズの高まりに伴って、年間約100件づつ増えて、2012年3月には、2,555箇所までになりました。
病院内保育の就業条件として、就労形態は、正社員、契約社員、非常勤、パートなどから選べます。また、勤務日は、病院によって異なりますが、24時間365日開園している保育所もたくさんあります。大きな総合病院では、看護師さんも2交代や3交代のシフト制が多く、その為、病院保育施設も、シフト制が取り入れられている勤務地が多い様です。基本的には、8時間労働ですが、夜勤の場合には、夜勤手当や深夜手当が付くことがあります。休日は、週休2日が多いのですが、勤務日のシフトによって、休日が変わりますので、例えば、年休125日という記載方法で、募集している所が多いです。
また、病院保育士として働くには、勤務地の病院の特徴を把握しておく必要もあります。例えば認知症に特化した病院である、とか、総合的な地域医療病院で、在宅看護、救急受け入れ、健康診断などのトータルケアを目指した、研修制度のしっかりした病院など、勤務地の病院の特徴を把握しておく必要もあります。看護師さんの定着率のあまり良くない病院の場合、看護師さんが次々に変わってしまって、病院保育の定員割れの危険性も考えられるからです。
また、病院保育士として勤務する場合、夜勤などに備えて、マイカー通勤可の条件や駅からの距離なども重要な選択事項になってきますので、募集要項をよく見て、面接の時にも、聞きたい事をもれなく質問する事が大切です。
病棟保育士の求人に応募するには?
保育士になりたい!そんな思いを抱える方は年々増加傾向にあります。保育士の仕事に興味があるし、何より子どもが好き。子どもと関わる仕事がしたい。そういう風に考えている方が多いようです。
保育士と言う職業の中でも病棟保育士というものがあります。病棟保育士は場所によっては医療保育士と呼ばれることもある、簡単に言えば医療知識を持った保育士のことを指します。病棟保育士になるためには当然ですが、保育士資格が必要となります。
保育士資格を取得するには、大きく分けて二通りの方法があります。一つは厚生労働大臣指定の大学や専門学校に進学し、その課程を修了することで資格を得る方法。もう一つは毎年一回行われる国家試験に臨み合格する事です。受験資格は誰にでもあるわけではないので、その点については注意してください。
病棟保育士は保育士になりたいという人が増加するのと比例するように、その仕事に従事したいという方が増えている一方で、需要の方はあまり多くありません。採用する側の病院も保育士としての経験がある人を優先的に採用する傾向にあるので、保育士の資格を取得したら数年は通常の保育園に勤務して実績を積む方法が病棟保育士になる近道かもしれません。
保育士として、子どもたちの成長を実感し、経験を積んだ上で病棟保育士になります。病棟保育士といっても、基本的な仕事は保育園と共通することが多く、子どもの身の回りのお世話や援助などをしますので、保育園勤務の経験は活用することができるでしょう。病棟保育士として働くには先述の保育士としての知識に加え、医療や心理学などの専門知識も必要となります。医療分野の知識としては子どものアレルギーや病気の事、心理学分野としてはカウンセリングや児童心理学について学ぶ必要があります。病気や心の不安で悩む子どもの事を救いたいという強い情熱が必要な職業です。ひとりひとりが違う内容で不安を抱えているので、臨機応変に対応できることも必要となります。
保育士としての実績や経験を積みながら、専門知識の勉強をして準備を整えます。病棟保育士は需要が少ないので、求人は常にチェックしていたほうがいいです。ボランティアで一時的に仕事を体験させてもらうのも、その次につながる可能性があります。参入の機会はなるべく多く持つようにしましょう。
そこまでの情熱を持って機会を待っていれば、求人があった際に経験があるということも採用側に伝えることができると思います。そうすれば採用される可能性を高めることができます。
保育園に通う子どもたちとはまた違った面を持つ子どもを見る病棟保育士。やりがいとしては十分だと思います。